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11月31日(土)
夕方、30分ほど走る。予定では1時間のつもりだったが、用事(自転車パンク修理)をしなければならないことを思い出して途中で切り上げる。 30分とはいえ、きつかったのは昼食が天丼+ポテトサラダ+ビール2本だったせいか? いやはや。 12月1日(日) はじめて名城公園を走る。東京の皇居まわりのランニングコースにあたるところが、ここなのか? 名古屋国際女子マラソンでは公式練習コースとして使われているらしい。高橋尚子も走ったんですね。ふむふむ。 普段の僕のコースは平和公園や広小路通りだ。坂道が多くてよい練習になる。足りないのは距 離表示。10kmを5分縮めるためには100mのラップを3秒縮めなくてはいけない。名城公園のコースには距離がちゃんと示されているらしい。自分のタイム確認のために出かけた次第です。 着いたのは午前10時半くらい。天気がよいせいかウォーキングやランニングにいそしむ人であふれかえって…というのは大げさだが、けっこう歩いたり走ったりしています。貸し自転車コーナーもあって家族連れも多い。 100mのタイムを測る。まずはのたのたと遅いペースで走る。37秒くらい。次にちょっと早めに走ると20秒台である。どうなんだろう?とりあえず、この前の名古屋シティマラソンの後半のペースを思い出しながら走ってみることにする。目標は10km。調子がよければ15kmに挑戦したい。春日井市の弾薬庫マラソンの距離だ。15kmは未知の世界なので一度体験してみよう。 地面は土。いつもはアスファルト。やわらかいほうがよいといわれているけど、あまり実感はありませんでした。鈍いのかなあ。芝生が一番よいというんで平和公園のメタセコイア広場の芝生を走ったことがある。足への負担は少ないような気もするのはいいが、穴ぼこが空いていそうで怖くて走れなかった。 アップダウンはほぼゼロ。一箇所だけ、池の橋とかぶっているあたりがちょっと盛り上がっているだけ、ゴミや障害物も落ちていないので安心して走れる。 いつものコースと違うのは、本格的ランナーの姿が目立つということ。 僕の2倍、いや、3倍くらいのペースで猛然と追い抜いて行く人たちがたくさんいて腰を抜かしそうになる。しかも楽しくおしゃべりをしながら抜かしていくのだ。まあ屈辱ではありますがしょうがないね。耐えて走る。 先日の名古屋シティマラソンで学んだことがひとつある。「つらくてもある程度までは体はついてくる」ということだ。 10kmで往路が33分、復路が25分だった。同じ5kmなのに8分も違う。1kmで90秒違う計算だ。100mだと9秒だ。前半は抑え目で後半はとばすというのはマラソンの王道という点から見ると、こういうタイムなのかもしれない。でもそんなことを考えている余裕なんかまったくなかった。 折り返し点で33分の表示を見て慌ててペースをあげただけだ。ただただ必死に。どんどん抜かれるし、最後の1kmは死ぬ思いだった。 実感としては、往路よりも復路のほうがタイムが劣っているはずだった。 それが蓋を開けてみると、後半のほうが断然タイムがよかった。 どういうことか? 「体はきつくても走れる」ということではないか? これまでの練習ではきついのがいやだからなるべくゆっくり走っていた。5kmを30分切るくらいのペースだ。途中にペース走を入れたり、最後の坂道を全力で駆け上がったり、それなりの負荷を部分的にかけていた。必死に30分近くも走ったのは名古屋シティがはじめてだ。 で、あくまでも僕としては、そこそこ走れた。 これはどういうことか? その前にちょっと速さと距離との関係について。 走る距離を伸ばすのもたしかに大事だと思う。せいぜい10kmしか走ったことの無い人間が30km、40kmと走るのは無謀だろう。ランニングの本を読むと、スピードをつけるよりも、距離を走りきるスタミナが大事だから、速度よりも距離にこだわれと書いてある。道理のような気もする。でもいつまでたってもタイムはよくならないのではないか? フルマラソンの距離なら誰でもクリアできるというし、僕のまわりでも何人か走ったことがある人がいる。しかし、よくきくと、タイムが5時間とか、6時間だったりする。きつくなったら途中で歩くのは当たり前といった感じだ。 俺はそんなの、絶対にいやだ! 「歩く」と「走る」のは別だ。 走るのは好きだが、歩くのは大嫌いである。歩くくらいならバイクや車を使う。 っていうか、歩くくらいなら、走る。 ちなみにホノルルマラソンが人気なのは、時間制限がないからだという。 ふうん、そうですか。 それはさておき、とにかくじいさんばあさんだって5時間かかろうが6時間かかろうが7時間かかろうが、フルマラソンをクリアできている。じゃあ、俺ができないはずはない。 フルマラソンを完走することはできるだろう。 問題は、タイムである。 40代でしかも超運動音痴、体育の時間が大嫌いというよりもむしろ憎んでいたこのわしではあるからして、せいぜいがサブフォー(フルマラソン4時間以内)が出たらラッキーである…といいつつも、それでも速いほうがよいと思う。 なぜか? 速く走るほうが、早くきついことが終わるからである。 わかりますか? アホみたいな話ですが、真実だ。 僕のようなど素人ランナーだろうが、オリンピックのランナーだろうが、一生懸命に走ればきつい。そのきつさがもたらす結果が天と地ほど違う(かたいっぽうはオリンピックイで金メダルをもらえる)が、「きつい」ということに関してはプロもアマも同じだろう。家のまわりをゆったりおしゃべりしながらジョギング…程度ならたいして疲れない。息もあがらないだろう。これはプロもアマも同じ。 自己ベストを目指して懸命に走ると、体がきつい…これもアマもプロも同じなのだ。プロの走りのほうがアマよりももっと厳しい地点で勝負しているだろうから、きつさは並大抵のものじゃないかもしれない。でも、「きつい」気持ちは同じだと思う。 じゃあ、その「きつい」時間を少しでも早く終わらせたいというのが人情である。 プロのランナーは2時間前半で走る。 市民ランナーは4時間前半で走る。 市民ランナーがようやく折り返し地点に達したころ、プロのランナーはシャワーを浴びてビールを飲んだり、ゆっくり温泉につかっていたりするのである(たとえばの話です)。 プロのランナーがゴールして、「スター・ウォーズ」のエピソード3を見終わったころに、ようやく市民ランナーがゴールするのだ。 これを勝ち組負け組みの構図ではなくてなんといおう…当たり前か、勝負なんだから。 42.195kmという距離は絶対である。1秒でも早く終われば、1秒でも早くビールを飲めるのである。距離を競う鈴鹿8耐とは違う。マラソンを7時間だって? 「猿の惑星」シリーズを全部通して見られる時間じゃないか? どうしてそんなに長い間つらい思いをしなきゃならないんだ。罰ゲームじゃないんだから。 という理屈で、1秒でも早く走りたい。走り終えたい。 走る前は、「ようし、いくぞう」とわくわくしているのに、走り始めた瞬間に「早く終わりたい。帰りたい」と思うものではないか? 走っているだけで満足、気持ちよいと思えるなら別です。たいていは僕と同じじゃないかと思う。そうするとスピード練習が必要ということになる。 話が横道にそれた(というかこのブログ全体が横道みたいなものです)。 先日のマラソンで、きついきついと思いつつも、走りとおすことができた。で、タイムが予想以上によかった。体はきつくても走れるのだ。 いや、むしろ、「きついほうが走れる」のではないだろうか? つまりですね、自分の力の60%や70%で走っているときは、体も60%や70%しか使わない。へらへらへら~てなもんである。僕も普段のジョグでは汗こそかくが、息はあまりあがらない。これは僕の心肺能力が優れているということではなく、「自分の心肺能力に余裕があるレベルで走っている」ということである。これじゃあいくら走ってもタイムは速くならないのではないか。ものすごく時間がかかるのではないか。 そこで、いきなり走る限界まであげてみる。100%ではなく、120%くらいの速さで走ってみる。 当然、きつい。肺はバクバク、足も痛い。 きついから、だんだん速度が落ちる。で、ぎりぎりのところで、これくらいならなんとなかるだろうという地点で走り続けることになる。 そしてその「地点」というのは間違いなく、「これくらいで走ればいいや」と思って走っている「地点」よりも、上なのだ。 不思議なことに、その地点で走り通すことができてしまうのだ。 最初のうち体は悲鳴をあげる。「きついよお、きついよお、もっとゆっくり走ろうよ」と叫ぶ。非難の声を無視して走り続けると、体のほうもあきらめたのか、「ちぇ、しょうがないなあ」とつきあってくれる。 いや、違うな…。 体がびっくりするのかもしれない。 「へえ、今日もキロ5分ペースかい。楽勝楽勝」と体の中で「僕の体」が余裕かましていたりする(ウディ・アレンの「セックスについて・・・」を思い出していただけるとありがたい)。「これくらいならいつものペースだ。テレビを見ながらでもやっておこう」と。 ところがどっこい、いきなりぜんぜん速いペースで走り始めた。今までにないペースであると。 こりゃあたいへんだと普段は使わない部分まで動かしはじめる。何がなんだかわからないままにガガガガガガガと動くわけです。 その結果、自分が想定している以上の力が出せると、そういうことではないでしょうか? 「おつきあい説」でも「びっくり説」でもどちらでもいい、間違いないのは、ある程度の負荷をかければ、その負荷に追いつくように体が動き、その限界というのは意外と自分が思っているより高いということである。 そして、そのような限界ぎりぎりの負荷をかけて初めて、体のいろいろな部分が真に活性化して、発達するのではないだろうか? というわけで、いつものジョグならキロ5分30秒ペースくらいで走りだすのを、シティマラソンの復路のペース、キロ5分よりも速いペースでスタートする。 当然、きつい。すぐに息があがってくる。わき腹が痛くなる。それだけならまだいい、なぜか左足の脛の筋肉(前脛骨筋)も痛くなる。パンパンに張っている。 しかし、すべてを無視する。 関節が痛くなるのは心配だ、筋肉なら平気だ。 痛くても、我慢すればいい。 我慢できなくなったときに、止まればいい。 そう思ってトコトコと走る。 名城公園のランニングコースは1周が1300m。周回を重ねるにつれてへばってくる。4周を越えたあたり、5kmくらいがいちばんきつかった。 10km、8周目くらいになると、逆に楽になってくる。いつの間にか足の痛みもわき腹の痛みも消えている。 目標は15km。未知の距離。でもなんとかクリアできそうだ。いや、何とかクリアじゃなくて、するっといけそうだぞ、これならハーフ(20kmとちょっと)もいけるのではないか?と俄然パワーが満ちてきたところで、右足の膝の外側に違和感が生まれたので終了とする。 名城公園を12周。15.6kmだ。 ストップウォッチを見ると・・・なんと1時間6分51秒だった。 自分の目を疑う。 1時間6分? 1kmに換算すると4分17秒だ。 これをフルマラソンに換算すると・・・3時間44秒だ。 はあ???? 3時間44秒? ありえない。 ちなみにこの前のシティマラソンのペースは1kmを5分51秒である。 そっから1kmで1分30秒以上も速くなった???? たった1週間で? 周回の数え間違いかもしれない。同じところをぐるぐるまわっていると何周かわからなくなることがあるので、「4しゅうめ~、5しゅうめ~」と唱えながら走ったのだが、それでも間違った可能性もある。 仮に1周、間違って数えていたとすると、1300m足りないわけで…するとキロ4分40秒で、フルマラソンにすると3時間16分である。それでも速い。 ないと思うが、2周間違って数えたとしても、3時間35分53秒である。 時計が壊れていたのか? サブフォーどころではない。 いや、ありえなくはないか…。僕が「速くなった」のではなく、「速い走り方をしていなかったから」と考えるとどうだろう? いや、いくらなんでもそれは…。 はてさて?
by 42_195km
| 2008-12-01 22:01
| 走ること
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