藤森センセイの本が続きます。これは新書。古代から現代にいったりきたり、教会を見たり、城を見たり、茶室を見たりする。図版が一枚もないのが残念。
つねに疑い、探究し続ける。当たり前のことを当たり前と絶対に思わないのですね。どっかで地球温暖化は大賛成って語ってたな。天の邪鬼…ではなくて、「これこれこういうことが普通でしょ」という世間の常識をうのみにしないのだ。自分の頭で徹底的に考える。見習いたいものです。
まあ、見れば見るほどに発見があるというね、建築ってものの面白さはそこにもあるのかもしれないですね。
人類の表現行為の原型を知りたいと願えば、石や穴が吹く風のようにもらすつぶやきに耳をすませるしかない。
あとがきの言葉が胸に迫ります。がんばれ、藤森照信!!