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はい、またもや中村好文です。しばらく続きまっせー。
今回は安藤忠雄の「住吉の長屋」から始まります。これは安藤忠雄から、「取材にきてよ」って申し出があったらしい。たいしたもんだ。建物じゃなくて、住んでいる人に注目したところが新味ですね。かなりの変化球だけど。 イームズ夫妻の家 ケアホルム自邸 バラガン邸 シーランチ カーサ・グランデ そして最後は・・・もちろん、吉村順三の森の中の家、です。 この項では中村がどうやって吉村の弟子になったか、が書かれていて興味深い。っていうか、中村の文章は建物を書くより、その建物にまつわっている人を書いているときのほうがもっともっといきいきしているような気がしますね。 ふと思ったんですけどさ、名のある建築家って、たいていこういう、なんというか、「建築の名作を、僕はこう見る!」みたいな発言というか、本をよく書きますよね。 古典がさ、生きている。いまも。 好きな建築は?と問われて、「パルテノン神殿」とかって答えるの、たぶん普通でしょうね。まるで昨日できた建築みたいっていうか、リアルタイムで、ほめるんだよね。 こういう感覚ってたとえば文学じゃ、あんまりないよね。 作品のせいなのか、それとも業界のせいなのか、よくわかりませんが。 たまに本屋で文学論っぽいのを立ち読みするけど、ほとんど悪口ですよね。批評=悪口=言ったほうがかっこいい、みたいなね。そういうのって、気持はわかるけど、そんなばっかって、どうなんでしょうね。 建築のなんていうかな、すがすがしさっていうか、先人の偉業を素直にたたえつつも、そこに自分なりの、つまり現代的な観点から読み込んでいく態度は見習う必要があるなあ。
by 42_195km
| 2009-05-11 23:06
| 本三昧
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