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昨日、新聞を読んでいたら、美術展の広告が掲載されていました。
名古屋市美術館、「静けさのなかから:桑山忠明/村上友晴」。ふむ。 浅学なもので2人とも知っているような、知らないような。はて、どんな絵を描く人だっけ? と、そこでハタと気付いた。この広告はおかしい、なんか変だ。 絵が掲載されていない! そうです、その広告は美術展への入場を誘っているにもかかわらず、一枚も絵が掲載されていないのです。普通あれでしょう、ピカソにせよ、ゴッホにせよ、どんな有名な作家であろうと、必ず代表作というか、目玉の作品のコピーが載りますよね? いわゆるアイキャッチとして。「お、ゴッホくるのか」って絵でわかる。 そういうものですよね、ふつう、美術展の広告って。 でも、それがないんです。文字だけなんです。 これってかなりすごいっすよ。初めて見ました、文字だけの美術展の広告って。 このアイディアが作家のものなのか、それともキュレーターのものなのか、ぜひ、確かめたいと思います。 名古屋市美術館は、二十年ほど前まではけっこう面白い企画をやってましたね。映像も音楽も積極的にとりあげていた。懐かしいね、フライデー・ナイト・シアター。ジョン・ケージも来たし(行かなかったけど)、ギャビン・ブライヤーズも来た(こっちも行かなかったですが)。高橋悠治とカール・ストーンのイベントもあった(これは行った。高橋は超つまらんかった)。 しかし、えーっとこっからは噂ですが、優秀だった某キュレーターが某美術館に引き抜かれてしまって、そっから名古屋市美術館の衰退が始まったらしい。 最近はどうなんでしょうね、とんと噂をきかなかったけど、今回の展覧会は行こうかと思います。 ちなみにあいちトリエンナーレとやらは市民の間ではまったく盛り上がっていません。COP10も同じ。これもダメ。 要するに愛知県と名古屋市の仲が悪いってのが諸悪の根源です。 それはともかく、美術はやっぱり元気ですねえ、うらやましい限りです。
by 42_195km
| 2010-04-11 11:44
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