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マンションを買ってはや1年、ようやく念願のベランダ整備が終わった。
前にもどっかで書いたが、うちのマンション(中古)はベランダが異様に多い。っていうか、隣家のある西側をの ぞいて、すべての部屋にベランダがある。 一番日当たりがよいのは南側のベランダで、長さは20メートルくらいある。もっとあるかな。ただ、幅は1メートルほどと狭い。ここは物干しに使っている。植物を植えられなくもないけど、妻(元プロのガーデナー)いわく、日光が強すぎて逆に植物が育たないというか枯れてしまうそうだ。太陽が元気=植物元気、ってわけじゃないんですね。 東側のベランダはたたみ1畳半くらいの小さなスペースだ。ホームセンターで買ってきたスノコに腐食防止剤を塗ったものを敷いている。ここにはバジルやら台所系の植物で埋まっている。ここも悪くはないけど、すぐ隣に会社のビルがあって、見晴らしがよろしくない。狭いので一人入ったらいっぱいになる。 で、最後の北側のべランダ。ここが異様に広い。畳6枚分くらいの広さがある。いや、もっとあるかな。で、ベランダのまわりには花壇もある。 花壇? そう、昔のマンションって、こういうのがあったんです。ベランダの向こう側って奈落というか、普通落ちますが、うちの場合はそこに60センチほどの「おまけ」みたいな余白があって、土が詰まっている。まさに花壇なのだ。 花壇の向こうはリアル地面です。とはいっても数十メール下。うちは4階建ての4階だから。 「1階じゃないのに、ガーデニングができる!」と妻喜び、マンションを購入する大きなポイントのひとつでありました。 とはいってもなかなか整備できない。なんといっても広いのだ。床面は普通の防水処理をほどこした無機質なタイルみたいな感じである。僕的には「ウッドデッキ」ってやつにしたい。サンダルをはかずに出ていける。子どもの遊び場にもなる。 リノベーションをやってもらったときにいっしょにデッキを作ってもらおうかと見積もりを出したら 60万円くらいした。高い。 じゃあ、自分でやってやろうじゃんか!と啖呵をきった。 「手作りガーデンなんとか」っていう本も買った。 しかし、やらない。 まずは測量をして、図面をひいて、板の枚数を計算して…と考えただけでも頭が痛くなってくる。 子どもが小さいのでベランダで電動ノコをふりまわすのは危険だ。するとあらかじめすべての板を切って購入する必要がある。そのためには正確な図面が必要なのだ。 測量するのもたいへんだ。「だいたいこのへんで」とやっちゃうと板の数が違ってくる。きちんと直角を出して図る必要がある。べランダはすでに植物やらコンクリート・ブロック(うちにはなぜかブロックがたくさんある)が積んである。それらをいちいち別の場所にどかしてえーっと、そっちもって待ってよまっすぐうじゃないったら曲がってるよイテテこんなところにブロックがおいおい息子がどっかいったぞ捜せ探せなんてやってられないし。 放置したまま1年経過。花壇はマメな妻のおかげでバラが咲いたりしてるのに、肝心のベランダは物置となり果てた。 このままだとまた1シーズンを棒に振ってしまう。やっぱり大工に頼んでおけばよかったか? 60万円っていうのは全体の工事の一部の金額であって、あらためてゼロから頼むともっとするんじゃないのか? そんな金ないし。 ゴールデンウィーク直前のことでした。 せっかく陽気もよくなってきたんだし、とりあえず「ホームセンターのスノコ」でいいじゃんってことになったのであった。どうせ1枚が500円だか600円だ。前のマンションで使っていたのスノコが10枚くらいある。だいたいの面積を測るとあと10枚ほど買えばとりあえずほぼ全部にいきわたる。 「やって駄目ならまた考えよう」という我が家の家訓に基づき、スノコを購入。腐食防止剤を一気に塗り、適当に並べてみた。 いいじゃないですか。十分じゃないですか。それっぽいじゃないですか。床が微妙に傾いてるし、スノコの大きさもややふぞろいなので歩くと床がべこべこいったりするが気にしない。スノコの下に釘をさしこんで傾きを調整したりすればそれでオッケー。 スノコといっしょに買ってきたバーベキューセットに炭火を熾し、肉や野菜を焼いてみた。 いいじゃないですか、ベランダでバーベキウだ。 調子がいいから渡辺貞夫のCDでもかけてやろう。ビールはまだまだ冷蔵庫にあるぞ、息子はどうしたああ、ここか。そこらで遊んでいなさい。 ほんもののアウトドアと違って、冷蔵庫も水場もある。トイレだって近い。音楽も聞き放題だ。おまけにベランダだから子どもがどっかにいっちまう不安もない。うっとうしい隣人もいない。 ベランダのまわりには花が咲いている。元プロがやってるんで、さすがに上手です。今はバラとクレマチスがきれいだ。 で、その向こう側には公団があるんだけど、ありがたいことに大きな樹木がたくさんうわっているので、視線が気にならない。建物よりも木が目に入るのである。 北側のよさにも気づいた。 北といっても最上階だから午前中はしっかりと日が入る。午後になると影ができるが、かえってそっちのほうがよい。気温は高いのに、涼しいのだ。なるほど、わざわざ南側ではなく、北側に大きなベランダスペースをとっているのはそのためなんだなと納得した。 昔は「なにがなんでも南側」と言われていたが、最近は違うらしい。フェルメールじゃないけど、北側の窓から入る、安定した優しい光を好む人が増えているようです。 天気がよければ土日のうち、どこかで一回は火を熾し、肉だの魚だのを炙って食べる。ビージ・ボーイズの「ペットサウンズ」なんかを聞きながら、ビールやらワインやらをもちこんで、図書館から借りてきた本などを読み、椅子でうつらうつらしていたりすると実に心地よい。出不精にいっそう拍車がかかる。 この前は近くによい魚屋を見つけたので(僥倖である)、北海道産の天然ホタテのでかいのを買ってきて、炭で焼いて食べた。なんつうかグロテスクで、理科の実験みたいだったがさすがにおいしかった。 せっかくベランダが完成したんだから、次は椅子である。いまは量販店で買ったふつうのアウトドア用の寝椅子を使っている。目標はルイス・バルカンのブタカチェアです。えーっと、いくらするんでしょうねえ(笑) あとはオーディオ。居間にあるのだが、ベランダまでちょっと遠いのでよく聞こえない。ネットで調べたらBOSEからいろんな屋外用スピーカーが出ている。こっちも楽しそうだ。 宮脇檀を気取るわけじゃないですが、都市の中にいて、自然っぽさを楽しむというのが僕には適当です。圧倒的な自然って怖いしね、身構えてしまう。このあたりについてはまた書きます。荒川修作とからめたりして。 なにはともあれベランダ万歳。
by 42_195km
| 2010-05-23 20:37
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