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「ぼくはこやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る」(谷川俊太郎・山田馨)は対談集っていうか2人でえんえんと喋っているわけだが。おそらく、日本でただひとり、詩だけで食べていけていると思われる谷川俊太郎、自分のためではなく読者のために書いているからこそ、成功っていうかね、生き残っているのかもしれない。基本的に自分の内面はおよびじゃないんだ。
印象に残った作品をひとつ。 生まれたよぼく やっとここにやってきた まだ眼は開いていないけど まだ耳も聞こえないけど ぼくは知っている ここがどんなにすばらしいところか だから邪魔しないでください ぼくが笑うのを ぼくがなくのを ぼくが誰かを好きになるのを ぼくが幸せになるのを いつかぼくが ここから出て行くときのために いまからぼくは遺言する 山はいつまでも高くそびえていてほしい 海はいつまでも深くたたえていてほしい 空はいつまでも青く澄んでいてほしい そして人はここにやってきた日のことを 忘れずにいてほしい (谷川俊太郎・「生まれたよぼく」) なんとまあいけしゃあしゃあとした詩であろうことか。言霊とか日本人の霊性とか、そういうのとはまったく無関係な世界ですね。オブンガク度が極めて低いし。★★★★ 島田雅彦の「徒然王子」はお得意の皇室ものです。皇太子と思われる若者が皇居を飛び出し、流民となるというオープニングは実にスリリングで面白い。過去生を体験するのも悪くない。後半に入って例によっておもいきりだらだらになってしまいました。ブンゴー、なあ。アホエッセイは天下一品なんですけど。★★
by 42_195km
| 2011-03-13 13:39
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