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そういえばポール・ヴォルポーニの「怒りの惑星」って今でも読まれているのだろうか?
いっとき、といってもずいぶん前のことだが、破滅モノSFが流行った時代があった。そう、冷戦時代ですね。メインはもちろん核戦争。米ソの対立から最終戦争が起こって、人類の大半が死滅し、残った人々は…ってやつ。 この手の走りは、やっぱり「渚にて」かな。グレゴリー・ペック主演で映画にもなりましたね。核戦争の結果、北半球が放射能で冒されてしまって死滅、だんだんと放射能が南下してくる。死を目前にした人々がいかにふるまうかというね。静かな静かな小説でした。たしかこれを読んだのは小学校6年生のときで、宇宙人もロボットもタイムマシンもひとつも出てこないのに立派にSFになってることに感動した覚えがあります。 マシスンの「地球最後の男」も核戦争がらみだったか? 「トリフィドの日」ってどうして植物がおかしくなるんだっけ? ヤシルドの「洪水の後」、筒井康隆の「霊長類南へ」なんかも破滅ものでした。宮崎駿の「風の谷のナウシカ」もこのラインですね。大江健三郎の「洪水は我が魂におよび」では核シェルターが舞台でした。安部公房の「方舟さくら丸」も核シェルターが出てくるけれど、大江とはずいぶん違う。 核戦争による破滅はちょっと遠ざかったが、震災による破滅はより身近になった。関東、中部地方に住んでいるというだけで、大きなリスクである。高知のある町は30メートル以上の津波が予想されているそうです。人類のいかなる技術をもってしても、防げないですね。 仮に東京が壊滅すると、その後をどう統治するかっていうか、大友克洋の「アキラ」みたいな世界になるかもしれない。 それはそれで楽しそうじゃん、と思っている人は多いのではないか。僕だって若ければそう考えるかもしれない。年金もらってカラオケに興じている高齢者がいて、その一方で職がなくて貧困にあえぐ若者たちがいる。不気味な構図である。こういう状況を一回チャラにしちゃいたいって気持ちはわからなくもない。
by 42_195km
| 2012-04-26 00:30
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