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「眠りなき狙撃者」(ジャン=パトリック・マンシェット)
フランスのハードボイルドってけっこう面白いですよね。「チェロキー」だっけ? 訳は中条省平。★★★ 「死刑」(森達也) オウム事件を題材にした映画で注目された森達也ですね。残念ながら映画はまだ見ていない。現代の日本においてどれだけ死刑に近づけるかに挑んだ意欲作。読んで、考えてみてください。罪を憎んで、人を憎まずというのは、詭弁なのか? ★★★★ 「末裔」(糸山秋子) 最近の小説は面白くないよなあとかってふんぞり返っている人に、では最近何を読んだかと聞くと、面白くないから読んでないとかって答えが返ってきて唖然とすることがあります。まあ、うん。まずいとわかっているものはわざわざ食べないっていうのはひとつの見識ではある。中年の勤め人が家に帰ると玄関の扉に鍵穴がない。さて? と書くと、カフカのようであるが、そうでもない。勤め人の前に未来を予言するという不思議な青年が現れる。と書くと、村上春樹のようだが、そうでもない。日本文学は新たな幻想を獲得しつつあるのかも、しれない。新たな幻想ってなんだ!ってつっこまれると困るのですが。★★★★ 「明るい旅情」(池澤夏樹) この本が出版されたのは1997年。世界に飛び出して、いろんな体験をしよう!みたいなテーマで1冊エッセイを書くことが可能だった最後の時代だったのかな。いまや海外旅行をする自分を疑う時代である。★ 「いつもの毎日」(松浦弥太郎) 暮らしの手帖の現編集長。シャツがどうのこうの、財布がどうのこうと語る。薀蓄ならまだしも、すべてが生きる心構えみたいなものにつながっていて、読んでいていらだたしくなってくる。著者は酒を飲めないらしい。酒を飲まないやつの説教ほど鬱陶しいものはない。世界をコントロールできるかもしれないという傲慢さがにじみ出ている。世の中を清潔にしよう、シンプルにしようという思想は行き過ぎるとファシズムを生み出す。中島らもが存命だったらやっつけてもらうんだがなあ。★ 「働く君に贈る25の言葉」(佐々木常夫) 素晴らしいからぜひ読んでくれと押しつけられたので仕方なく読む。長男が自閉症、その後、年子で2人生まれ、妻が肝臓病にかかり、その後、うつ病を発症し何度も自殺未遂。でもがんばって、仕事をこなして偉くなったそうです、こ の人は。「この間、会社はまるで私の力を試すかのように、さまざまな部署への転勤が繰り返され、東京と大阪を6度も異動せざるを得ませんでした」とある。そんなもん、俺から言わせたら糞会社である。つまり、この人の家庭環境とかまったく考慮しないで人事異動していたわけでしょう? そんな糞会社に「鍛えられた」とかってのたまわっている著者は阿呆にしか見えない。ちなみに会社は東レ。こういう糞本がベストセラーになるとは、日本にいかに糞が多いかをよく現している。まさに糞満載の阿呆船である。とっとと沈没するがよろし。この人の場合は結果としてうまくいったみたいですが、同じように酷使されて磨り潰されたいった人がどれだけいたのかと想像するだけで慄然とする。この本を読んで、「佐々木常夫でもできたんだから俺も頑張る」というのは勝手だが、「佐々木常夫でもできだんたからお前も頑張れ」となったら目も当てられない。★
by 42_195km
| 2012-05-10 00:10
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