メモ帳
現在、カテゴリーを作成中です。
カテゴリ
全体 僕たちはこんな 音楽三昧 美術三昧 世の中のこと 相場 本三昧 絶滅する音楽 映画三昧 weather report 走ること 北海道 北海道へ脱出計画 音楽三昧 ピアノを弾こう Music and Art 記事ランキング
最新のトラックバック
以前の記事
2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 01月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
仕事を辞めてから毎朝走るようになった。今日のような雨の日か、前の晩によほど酒を飲んだときいがいは7キロほど走る。
そもそもこのブログを始めたのは、走ることについて書くつもりだからであるのに、仕事の忙しさやらにまぎれて、いつしか走らなくなってしまった。息子が生まれる前だから、たぶん5年くらいになる。 まずは痩せるためである。現実は走ることはそんなにダイエットに結びつかず、むしろ食事制限をしたほうがよほど成果があがるのだが、「何かをしないで成果を得る」ことは性にあわないので、痩せるために走ることにした。 勤め先などなく、仕事に行くとはすなわち、ダイニングキッチンから寝室でもある和室を抜けて、書斎の机につくことである。たぶん、二十歩くらいしか移動しない。椅子に座ると果てしなくチャートを見るだけである。体によいはずがないし、そもそも気合いが入らないというか、相場取引というのはスポーツに似たところがあって、きちんと身体と脳が覚醒していないと具合が悪い。走って汗をかき、シャワーを浴びるという一連の流れで目が覚める。いや、運動もよいが、太陽の光を浴びるのが素敵だ。人間は陽光を体にうけてはじめて完全に起きるらしい。 最後に、これは専業になってよくわかったのだが、運動不足を解消するためである。仕事勤めをしていたころは、事務仕事はいえ結構歩いた。トイレにいくのだって、百歩は歩く必要があるし、職員のエレベーターの使用は禁じられていたので、階下に打ち合わせにいくためにもぽちぽちと足を動かす必要があった。 それが今はほどんと歩くことはない。走らなければ、一日ほぼ、椅子に座りぱなしである。太るなというほうが無理である。 実際のところ、走ってはいるがなかなか痩せない。4月のはじめから今までで、ようやく1キロ減っただけである。それもちょっと暴食すると、あっという間に元に戻る。たとえば今日は雨で走らなかったが、見事にともとの体重に戻った。なんというか、徒労な感じがする。 しかし、これで走るのを辞めたら、いったいどこまで体重が増えるのか、想像しただけでも恐ろしい。 ★ 走るのは近所の公園である。名古屋には平和公園という墓場とまぜこぜになった公園というか、公園と名前のついている墓場があるというか、すぐ脇に東山の雑木林もあってたしかに公園といえば公園である。 家を出て、10分ほどで公園につき、舗装されていない山林のような道を走る。石がところどころに落ちていて、足をくじくのが怖いけれど、樹木に見送られるように、鳥たちの声に促されるように走るのは心地よい。 そういえば走ることを題材にした芸術作品はあまり思い浮かばない。たとえば同じスポーツでも、野球やボクシングに比べればはるかに少ない。 映画だと「マラソンマン」や最近の「ラン・ローラ・ラン」がすぐに思いつくが、いずれも主人公たちは必要に迫られて走っているだけで、走ることそのものが目的ではない。「炎のランナー」も走ることではなく、むしろ青春の懊悩がテーマだった。 小説ではどうだろう? シリトーの「長距離走者の孤独」を読んだのは30年以上前でまったく覚えていない。 村上龍にマラソンを題材にした小説があったはずだが、読んでいない(読む気もしない)。村上春樹が走ることについてエッセイを書いているが、小説ではない。 絵画では深井克己の「未完のランナー」が印象的だ。 「未完のランナー」というのは、深井自身がつけたタイトルなのか? いや、そうではないだろう。この作品を描いている最中に自死した。遺族がつけたのだろうか? 本当はどういうタイトルをつけたかったのか。
by 42_195km
| 2014-04-29 18:13
| 走ること
|
ファン申請 |
||