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美術展を2つ掛け持ち。基本、一日に見るのはひとつの美術館ってことにしているけど、いずれも開催が明日までだったんで仕方なく。
っていうか、最初は高浜市やきものの里かわら美術館(ひどい名前だ)でやってる「アール・ブリュット・ジャポネ」だけを見に行くはずだった。今朝、行き方を調べるために美術館のサイトにアクセスしてみると、ふと、「本展観覧券(半券も可)を刈谷市美術館で提示すると「加藤久仁生展」(4月21日~6月3日)当日券が200円引きになります」と記してあるのに目がとまった。 加藤久仁生? なんか聞いたことあるぞ…。 そうだ、「つみきのいえ」の加藤久仁生じゃないか! 素晴らしい!!!!!! ってことで、家族3人で出発したのであった。刈谷市って高浜市の隣だし。 まずは「アール・ブリュット・ジャポネ」のほう。最近はあれですね。いわゆる「アウトサイダー・アート」ってやつですね。ちなみに「アール・ブリュット」(Art Brut)とは「生(なま、き)の芸術」)」って意味で、命名者はデュビュッフェだそうです。へえ、知らなかった。 もう20年前くらいだったか、「土に叫ぶ」っていう障害者の作った陶芸の写真集をたまたま本屋で見かけて衝撃を受けて以来、この手のジャンルは気に留めるようにしてきました。たまたま知人に例の奈良県のあそこの関係者がいたんで、作品を買ったりもしていた。そのうち、日本では「まひるのほし」って映画が撮られた。 一般的になったのは、「芸術新潮」でダーガーあたりの作品が紹介されたころじゃないかな? いずれの作品も圧巻で、しっかりと「作品」になっている…と言いたいところだけれど、実はそう簡単でもないですね。美術っていうのはそこにある作品ピンポイントを指すものじゃないからね。コンセプトや前後の展開も含めて、作品であるというか、批評の対象となるわけです。 これは辻井伸行のピアノ問題ともからんでくるんですけど、長くなるから割愛。 この展覧会は明日、6月3日まで。お早めにどうぞ(笑)。巡回してんだろうな。 美術館の裏にはダークなアウディみたいな瓦づくしの公園があって、そのわきの寺には巨大な観音像が立っている。周囲の家もけっこう変な感じのが多い。道もゆがんでいる。アール・ブリュットを見た直後だったからかもしれないけれど、高浜のあのあたりはけっこうワイルドであった。今度、やなせたかしをやるみたいだから、じっくりと探検してみたい。常滑とはまた違ったグロッタな感じでよいです。高浜高感度! ってほめているようには聞こえないかもしれない。でも、ほめてるんですよ。町全体の微妙な廃墟感がよろしい。 車で20分ほどの刈谷市美術館に移動。加藤久仁生ですね。 実は「つみきのいえ」のオリジナルを見るのは初めて。絵本はもっていたんだけど、ストーリーがかなり違うんですね。知らなかった。会場では初公開の短編作品なんかが上映されていた。展示もよかった。とくに「昼寝」、最高ですね。美しい。 大量のスケッチやら原画やらもあって、加藤ファンは堪能できるでしょう。必見。 これも残念ながら明日まで。そのあと、鹿児島に巡回するらしいですから、見逃した方は鹿児島までどうぞ。 高浜も刈谷も巡回展とはいえ、よい企画をやるもんだ。田舎の美術館だけど、馬鹿にできない。そういえばこの前、春日美術館について調べたら、なんとひびのこづえ展とかもやっているではないか!知らなかった!あなどれん! というか己の不勉強さを恥じるべきだ。なにはともあれ、加藤久仁生の初個展を見られてよかった。 ▲
by 42_195km
| 2012-06-02 22:18
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by 42_195km
| 2012-06-02 02:54
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