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ケンタッキー・フライドチキンの店先にある人形。あの横でアメリカ人が記念写真を撮っているのを見て、「あれ? カーネル・サンダースの人形ってアメリカにもあるじゃないの?」って不思議に思ったのが発端。
なかなかよいきっかけですね。導入としては面白い。 でも、その後が続かないです。ケンタッキー・フライドチキンはもちろん、ペコちゃん人形の不二家やら、まあいろいろ行くんですけど、どこも中途半端というか、突っ込みがあまいというか、おっさんの与太話にしか聞こえない。 っていうかこの井上章一って人は文章書くの、嫌いなんでしょうね。そもそも、「私は、」なんて読点の打ち方するくらいなんですが、まあそれいぜんに好きじゃないんだな、きっと。「おもろいネタ見つけたから、これでちょこちょこっと書いてこづかいかせいだろうかい」程度の気概しか、残念ながら僕には感じられなかったです。 いや、そうだ、対象への「愛」がないんだな。この人には。嘘でもいいから人形を愛せよっていうかさ。 こういう人が「国際日本文化研究センター」とやらで助教授やってるなんて、世も末つうか。なんの研究してるのやら。俺ならすぐクビにするな、こんな仕事ぶりじゃ。 この手の本で最後まで読めなかったってのははじめてかもしれない。なんつうかかんつうか。 ▲
by 42_195km
| 2010-05-31 22:18
「続」です。「正」は読んだことない。
日本の建築家が建てて、今でも住まわれている作品を写真と解説入りで紹介した本。こういうの大好きです。藤森先生ならもっといいけど。 ってことでソファにごろごろしながら読み始めましたが、どうにもこうにも落ち着きが悪い。文章がいけないのか? 写真がいけないのか? 違う。 とりあげられている建築がいけないのです。 つまらない、くだらないつうか、軽薄なものばかり。なんでかなと考えたら答えはすぐ出た。 どういう意図かは不明ですが、とりあげられている作品は1980年代前半あたりのものばかり。あー、いわゆるなんつうか、「ポスト・モダン」つうやつですか! ちなみに「ポスト・モダン」ってのはもともと建築用語だったってご存知でしたか? 今は死語となっています。同様に、この本にとりあげられているごった煮というか、なんつうかかんつうか、まあ、いいや。景気良かった自体ですからね、作家さんもがんがんやってたんだ。やれやれ。 山本理顕の「STUDIO STEPS」はよかった。あそこなら住んでみたい。 ▲
by 42_195km
| 2010-05-31 22:08
宮崎がらみの本というと悪口か、対談ばかりと思いきや、きちんとした文章も書いてたんだ。1991年の出版。えーっと、1991年の出版ってことは「魔女の宅急便」と「紅の豚」のあいだですね。宮崎が国民的作家になりつつあるときのこと。写真を見るとまだ若いです。うむ。
「トトロの住む家」っていうと例の愛知万博で建てられた家が有名ですね。あれってまだどっかにあるのかな。移転したのか、それとも会場跡地にあるのか。もしかするとこの本がネタかもしれない。 宮崎が東京に残る、「トトロの住んでそうな家」を訪問し、いろいろと話を聞いたり、気に入った場所のイラストを描いたりしたものを1冊にまとめた本です。そういやあ、しばらく前に放火事件があったね。この本に収録されている家じゃなきゃあいいけど。 宮崎がごくごく個人的に、自分の足で歩きまわって見つけた家を取材しています。手法がそうですから、内容もとてもインティメイトというか、こじんまりとした本に仕上がっています。 縁側があって、屋根は瓦で、小さな庭があって、木がたくさんはえていて、かといって純和風ではなくて洋間なんかもあったりする。窓はもちろんガラス窓、サッシじゃない。 そうですね、まさにトトロに出てきた家ですね。そういう家が好きな方はぜひ。なごみます。 ただし、宮崎は建築家じゃないので、そういう視点を期待するとやや期待はずれかも。もう少し間取りをしっかりと描いてほしかったなあという気がしなくもない。 この本の楽しみ方は別ですね。日曜の午後のひだまりをあびて、うとうとする。そんな感じの本です。 宮崎の真面目な文章もなかなか、です。 ▲
by 42_195km
| 2010-05-31 21:57
第2次世界大戦でドイツを中心に行われたユダヤ人などの虐殺、いわゆる「ホロコースト」について概観した本。全部で500ページあるけど、一気に読んでしまった。
そういえば、昔、花村萬月がなんていう小説だったか、冒頭で主人公が自分の強さを試すためか、子猫を踏みつぶす場面が出てきて、本を読むのをそこでやめた。 花村は明らかに「楽しんで」その場面を描いていた。少なくとも僕にはそう感じられた。それ以来、花村の本は読んでいない。二度と読まないと思う。 だいたい花村萬月って「おれの見てきた世界をお前たちは知らないだろうがあ」光線がビンビン出ていて嫌いである。そんなもの知るか、である。「俺も昔は悪かったんだよ」とか、「地獄を見てきたんだ。お前らにわかるか」みたいな無頼を気取る作家にはうんざりさせられる。 えーっとなんの話だったか。 虐殺といえば「炎628」というすさまじい映画があった。今まで見た映画の中でも最も残酷な場面だ。 芸術で暴力を扱うこと、その意味について考えてみる。 アホの花村の暴力シーンと、この映画とは何が違うのか? ▲
by 42_195km
| 2010-05-30 13:06
現代ものでは高橋悠治。佐藤允彦との「サマルカンド・タクラマカン・ロブノール」。ついでに「パーセル 最後の曲集」など。パーセルはいいよね、うん。
あとはシーェンベルクの「浄夜」久しぶり。よい演奏。シュトックハウゼンやブーレーズなどをぱらぱら。 ヴィラ・ロボスの「ブラジル風バッハ」。中南米の作曲家は面白いですね。 ジャズはアルバート・アイラー。 ロックはジェフ・ベックの2003年のやつ。あと、NEU!。ヨッコ・シェファーつまらん。バークレイ・ジェイムス・ハーベスト、のどかでよろし。 その他、原田知世よろし。由紀さおりと安田祥子の日本の歌を聴くも、シンセサイザーが耳触り。どうしてピアノにしなかったんだろう。 シンセ音の古び方といったらない。矢野顕子の昔のなかも音が臭くてね。残念。 お金が入ったら小山田圭吾ら日本の「ちょっと前のロック」を攻めてみようと思う。 ▲
by 42_195km
| 2010-05-30 09:18
| 音楽三昧
カーニバルの回転木馬の呼子、リリオムは女たらしの乱暴者。警察にもしょっちゅう世話になっているヤクザです。結婚しても働きもせずに、ぶらぶらしてばかり。でも若い妻は彼のことを愛しています。怒鳴られようと、殴られようと。ある日、カーニバルの女主人がリリオムを呼び戻しに来ます。こんなさえないところでうろうろしていないで、賑やかなカーニバルへと戻っておいでと。揺れ動くリリオムの心を引き戻したのは、妻の告白でした。「赤ちゃんができたの」
妻に隠れて歓喜するリリオム。「俺に子どもができる!」 でも、残念ながらリリオムにはまっとうな人生を送れません。昔の悪友に誘われて、強盗を働き、あえなく失敗。警察に追い詰められたリリオムは、自らの胸をナイフで刺します。 警察からも医者からも見捨てられたリリオムを看取ったのは、身重の妻。「あなたを心から愛しているって、どうして言えなかったのかしら」。涙にくれる妻、盛り上がる音楽…終わり。 に、ならないところがフリッツ・ラングのすごさです。 出てきたのはエンドタイトルじゃなくて、顔色の悪い2人の男。 「起きろ、リリオム。われわれは死者の国の警察だ」 2人の男はリリオムをつれて、天国へと飛び立ちます。この場面がすごい。なんていっても1934年ですから、特撮の技術なんてほとんどないです。みるみるとおざかる町、地球、そして近づく満天の星、そして天国。コクトーの「オルフェの遺言」のラストの昇天シーンも驚異的でしたが、こっちのほうもすごい。 天国に着いたリリオムは、裁判官から、「お前は本当はよい心をもった人間だ。16年間、煉獄の炎で身を清めよ。さすれば一日だけ、子どもにあわせてあげよう」と言われます。 そして16年後、下界に戻ったリリオムは、美しく成長したわが娘に会います。そこで彼は…。 さて、その後、リリオムの運命はいかに? お涙ちょうだいのべたな人情映画だと思って見ていたら、あっと驚くファンタジーなのでありました。 死者が天国から帰って、現世の家族や恋人と会うって映画や物語って、よくありますね。もしかしてこの「リリオム」が原点なのかもしれない。すごいぞ、ラング。 ★★★★ ![]() ▲
by 42_195km
| 2010-05-29 20:34
コーマック・マッカーシーの「すべての美しい馬」を初めて読んだときの衝撃は忘れられない。あんまりにも面白かったので続けて2回読んだ。いや、読む以前、本屋で手に取った瞬間から、それは傑作であった。読む前からわかっていた。
そういう本って、ある。 手元にある本の奥付を見ると、1994年だ。初版。今から16年前。ああ、歳月は人をどこに運ぶのか? 老いようとも、忘れられない。頭に入ったものは残り続ける。 「すべての美しい馬」が翻訳された当時、僕の記憶ではまったく話題にならなかった。その後、「越境」、「平原の町」と大傑作が国境3部作として出版されたが、これもほとんど無視されていた。村上春樹が何かのエッセイのなかで、マッカーシーについてちらっとふれていたくらいだ。 今や大人気作家…なので・・・はないな、日本ではどうなんだろう? まあ、いいや。ともかくも、「Blood Meridian」が翻訳されたのは喜ばしい。「Child of god」と「Outer Dark」も訳してほしい。いくら待っても翻訳が出そうになかったので自分で取り寄せたのだ。もちろん、歯が立ちませんでしたけど。 さて、「ザ・ロード」。国境3部作に比べるとずいぶんこじんまりとしたエンターテインメントに仕上がっていて、楽しく…まあ、読めます。とにかく少年がひどい目にあわないことだけを祈って読みました。 文学は死んだ、小説は死んだ、なんてことが言われるけど、それは日本だけのことじゃないのかな。少なくともアメリカではまだ生きています。なぜなら、コーマック・マッカーシーがいるから。 そうそう、長らく絶版になっていて、高値を読んでいた「越境」も復刻されたようですね。「ザ・ロード」でマッカーシーに興味をもった人は、ぜひ、国境3部作も読んでみてください。ちなみに僕はすべて初版本でもってます。うふふ。 ▲
by 42_195km
| 2010-05-29 19:45
「土を喰う日々 ~わが精進十二ヵ月~」 水上勉
またもや料理本。先日紹介した檀一雄の「檀流クッキング」とならんで有名な本ですね。はい。 檀一雄も読んだことないけど(これからもたぶん読まない)、水上勉も読まないと思います。あー、「飢餓海峡」書いたのはこの人なんだ。あの映画はよかったですけどね。 で、この本です。お寺さんの小僧さんだった。なるほど。で、精進料理を覚えたわけです。であるから、彼にとって料理=修業なのであります。うむ。僕はそういうのいいや。 「娘に贈る家庭の味 赤坂「津やま」もてなしの心 野地秩嘉」 またまた料理本。なんでこんなに多いのか? と考えるに、図書館で妻用に借りてくるんですな。「なんか借りてきて~」とかって言われる。じゃあ、ってんでコーマック・マッカーシーのボーダー・トリロジーでも借りてくるわけにもいかないしっていうかうちにあるし。 こっちは聞き書き。語ったのは本当の職人さん。だから…なんだろうな、檀一雄や水上勉の料理本を読んでいたときに感じた息苦しさが全くない。余計な思想がない。で、それが思想になっているというですね。 「歪み真珠」 山尾悠子 うーん、僕は駄目です。幻想…なあ。 ▲
by 42_195km
| 2010-05-24 21:16
マンションを買ってはや1年、ようやく念願のベランダ整備が終わった。
前にもどっかで書いたが、うちのマンション(中古)はベランダが異様に多い。っていうか、隣家のある西側をの ぞいて、すべての部屋にベランダがある。 一番日当たりがよいのは南側のベランダで、長さは20メートルくらいある。もっとあるかな。ただ、幅は1メートルほどと狭い。ここは物干しに使っている。植物を植えられなくもないけど、妻(元プロのガーデナー)いわく、日光が強すぎて逆に植物が育たないというか枯れてしまうそうだ。太陽が元気=植物元気、ってわけじゃないんですね。 東側のベランダはたたみ1畳半くらいの小さなスペースだ。ホームセンターで買ってきたスノコに腐食防止剤を塗ったものを敷いている。ここにはバジルやら台所系の植物で埋まっている。ここも悪くはないけど、すぐ隣に会社のビルがあって、見晴らしがよろしくない。狭いので一人入ったらいっぱいになる。 で、最後の北側のべランダ。ここが異様に広い。畳6枚分くらいの広さがある。いや、もっとあるかな。で、ベランダのまわりには花壇もある。 花壇? そう、昔のマンションって、こういうのがあったんです。ベランダの向こう側って奈落というか、普通落ちますが、うちの場合はそこに60センチほどの「おまけ」みたいな余白があって、土が詰まっている。まさに花壇なのだ。 花壇の向こうはリアル地面です。とはいっても数十メール下。うちは4階建ての4階だから。 「1階じゃないのに、ガーデニングができる!」と妻喜び、マンションを購入する大きなポイントのひとつでありました。 とはいってもなかなか整備できない。なんといっても広いのだ。床面は普通の防水処理をほどこした無機質なタイルみたいな感じである。僕的には「ウッドデッキ」ってやつにしたい。サンダルをはかずに出ていける。子どもの遊び場にもなる。 リノベーションをやってもらったときにいっしょにデッキを作ってもらおうかと見積もりを出したら 60万円くらいした。高い。 じゃあ、自分でやってやろうじゃんか!と啖呵をきった。 「手作りガーデンなんとか」っていう本も買った。 しかし、やらない。 まずは測量をして、図面をひいて、板の枚数を計算して…と考えただけでも頭が痛くなってくる。 子どもが小さいのでベランダで電動ノコをふりまわすのは危険だ。するとあらかじめすべての板を切って購入する必要がある。そのためには正確な図面が必要なのだ。 測量するのもたいへんだ。「だいたいこのへんで」とやっちゃうと板の数が違ってくる。きちんと直角を出して図る必要がある。べランダはすでに植物やらコンクリート・ブロック(うちにはなぜかブロックがたくさんある)が積んである。それらをいちいち別の場所にどかしてえーっと、そっちもって待ってよまっすぐうじゃないったら曲がってるよイテテこんなところにブロックがおいおい息子がどっかいったぞ捜せ探せなんてやってられないし。 放置したまま1年経過。花壇はマメな妻のおかげでバラが咲いたりしてるのに、肝心のベランダは物置となり果てた。 このままだとまた1シーズンを棒に振ってしまう。やっぱり大工に頼んでおけばよかったか? 60万円っていうのは全体の工事の一部の金額であって、あらためてゼロから頼むともっとするんじゃないのか? そんな金ないし。 ゴールデンウィーク直前のことでした。 せっかく陽気もよくなってきたんだし、とりあえず「ホームセンターのスノコ」でいいじゃんってことになったのであった。どうせ1枚が500円だか600円だ。前のマンションで使っていたのスノコが10枚くらいある。だいたいの面積を測るとあと10枚ほど買えばとりあえずほぼ全部にいきわたる。 「やって駄目ならまた考えよう」という我が家の家訓に基づき、スノコを購入。腐食防止剤を一気に塗り、適当に並べてみた。 いいじゃないですか。十分じゃないですか。それっぽいじゃないですか。床が微妙に傾いてるし、スノコの大きさもややふぞろいなので歩くと床がべこべこいったりするが気にしない。スノコの下に釘をさしこんで傾きを調整したりすればそれでオッケー。 スノコといっしょに買ってきたバーベキューセットに炭火を熾し、肉や野菜を焼いてみた。 いいじゃないですか、ベランダでバーベキウだ。 調子がいいから渡辺貞夫のCDでもかけてやろう。ビールはまだまだ冷蔵庫にあるぞ、息子はどうしたああ、ここか。そこらで遊んでいなさい。 ほんもののアウトドアと違って、冷蔵庫も水場もある。トイレだって近い。音楽も聞き放題だ。おまけにベランダだから子どもがどっかにいっちまう不安もない。うっとうしい隣人もいない。 ベランダのまわりには花が咲いている。元プロがやってるんで、さすがに上手です。今はバラとクレマチスがきれいだ。 で、その向こう側には公団があるんだけど、ありがたいことに大きな樹木がたくさんうわっているので、視線が気にならない。建物よりも木が目に入るのである。 北側のよさにも気づいた。 北といっても最上階だから午前中はしっかりと日が入る。午後になると影ができるが、かえってそっちのほうがよい。気温は高いのに、涼しいのだ。なるほど、わざわざ南側ではなく、北側に大きなベランダスペースをとっているのはそのためなんだなと納得した。 昔は「なにがなんでも南側」と言われていたが、最近は違うらしい。フェルメールじゃないけど、北側の窓から入る、安定した優しい光を好む人が増えているようです。 天気がよければ土日のうち、どこかで一回は火を熾し、肉だの魚だのを炙って食べる。ビージ・ボーイズの「ペットサウンズ」なんかを聞きながら、ビールやらワインやらをもちこんで、図書館から借りてきた本などを読み、椅子でうつらうつらしていたりすると実に心地よい。出不精にいっそう拍車がかかる。 この前は近くによい魚屋を見つけたので(僥倖である)、北海道産の天然ホタテのでかいのを買ってきて、炭で焼いて食べた。なんつうかグロテスクで、理科の実験みたいだったがさすがにおいしかった。 せっかくベランダが完成したんだから、次は椅子である。いまは量販店で買ったふつうのアウトドア用の寝椅子を使っている。目標はルイス・バルカンのブタカチェアです。えーっと、いくらするんでしょうねえ(笑) あとはオーディオ。居間にあるのだが、ベランダまでちょっと遠いのでよく聞こえない。ネットで調べたらBOSEからいろんな屋外用スピーカーが出ている。こっちも楽しそうだ。 宮脇檀を気取るわけじゃないですが、都市の中にいて、自然っぽさを楽しむというのが僕には適当です。圧倒的な自然って怖いしね、身構えてしまう。このあたりについてはまた書きます。荒川修作とからめたりして。 なにはともあれベランダ万歳。 ▲
by 42_195km
| 2010-05-23 20:37
うちの親父が月に1回くらい家でレコードコンサートをやってました(今でもやってるのか?)。
最近買ったお気に入りの1枚なんかをそれぞれ会員がもちよって、うちで聞くわけです。けっこういいオーディオがあったから。もちろんクラシック音楽がメイン。 で、ある日、会員の一人が「こんなのが新しいんですよ」といってかけたのがプラスティックスの「コピー」。 父はジャズや民族音楽なんかも聞いたりして、クラシックマニアにしては寛容度が高いほうですが、さすがにこれにはひきつってましたね。他の会員も無表情でした。あはは。 今となってはそのレコードをもってきたQさん(すでに、40代だった)のセンスに脱帽です。 30年も前の話です。いやはや。 ▲
by 42_195km
| 2010-05-18 01:32
| 僕たちはこんな
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