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まあなんだかんだとやってるわけですけれど、やはり真髄は「待つも相場」っていうか、むしろ「待つが相場」っていうのが正しいようですなあ。買った人は売るっていう当たり前のところで、空売りをしかけるのが基本的手法。
昼休みに携帯なぞでチャートを確認、「ぐわ下がってるうっときゃよかったっていうか仕事している場合じゃないっつうの」ってほぞをかむ。今日なんてドル円で120ポイントくらい落ちていたから1枚でも1万2千円、10枚で12万円、100枚なら120万円だ。そういやせんだってっての83円台突入の大相場では「2億稼いだ」なる豪のものもいたとやらまあありそうな話だ。 と、書いているあいだにも円高進行中。84.50円を抜けると怒涛の下落パターン。ショーター天国。本日日銀砲発射! 午前登り竜しかし日銀砲効果薄く、下落。むしろ円高促進。ファンダメンタル悪くないがダウ悪く株価上がる要素なし。底値更新はないと見るが積極的な取引材料も見当たらず、しばらくこのままヨコヨコで行くお燗。 しかしヤンキータイムは怖いね。為替初心者本に「夜中はNY市場+ロンドン市場でボラたかしだからリーマンのあなたでもおk」みたいな書きぶりよくみるが、だからみんな損してるんだよな。むしろ朝の東京から夕方ロンドンまでやってNY開場前に閉じるっていうほうがよしよし。 ▲
by 42_195km
| 2010-08-31 00:49
あー、ケイト・ブッシュです。デヴィッド・ギルモアが若いケイトが歌う「嵐が丘」を聴いてぶっとんでデビューさせたとかっていう噂というか伝説あったりして、えっとー、プログレ系男子のアイドル的な存在であったような気がしなくもない。少なくともジャケ写はよかったですよね。うむ。
しかし、まあ・・・。 というわけでした。うむ。合掌。 まあ、時代っていえば、時代だったんだよね・・・。 ▲
by 42_195km
| 2010-08-29 22:49
| 僕たちはこんな
「世界文学を読みほどく スタンダールからピンチョンまで」 池澤夏樹
京都大学文学部の学生を相手にした10回の講義をまとめたもの。とりあげられた作品は次のとおり。 このほかに、各論に入る前の2つの総論と、最後の総括がある。あと、自作の解説も1回。 「パルムの僧院」 スタンダール 「カラマーゾフの兄弟」 ドストエフスキー 「アンナ・カレーニナ」 トルストイ 「ハックルベリ・フィンの冒険」 トウェイン 「白鯨」 メルヴィル 「魔の山」 マン 「アブサロム、アブサロム!」 フォークナー 「ユリシーズ」 ジョイス 「百年の孤独」 ガルシア=マルケス 「競売ナンバー49の叫び」 ピンチョン いちおー、「パルムの僧院」以外は全部読んでる。いや、「魔の山」は途中で挫折した。再びチャレンジするか? うーん、どうだろうね。 一般的にどうなんだろ、「パルムの僧院」を読んでいるのは本好きの中でも少ないんじゃないかな。あと、「アブサロム、アブサロム!」も。フォークナって入手しにくいんだよね。僕は「死の床に横たわりて」と「野生の棕櫚」が好きです。 で、まあいろいろなんだっつうと、池澤先生、言いたいことがよくわからなかったですね。現代はディレクトリがなくなったビュッフエ的世界だっていうのはよくわかるけど、それと文学の歴史ってどう関係してるのか? アメリカのパラノイア性とピンチョンってくくりは面白かった。たしかにアメリカって謀略でできたような国ですよね。 ▲
by 42_195km
| 2010-08-28 15:19
チャールズ・アイヴズの「コンコード・ソナタ」の第3楽章の練習を続けています。はじめての現代音楽・・・とはいっても、20世紀初頭だから、ラヴェルなんかと同時代なんだよね。
響きはラヴェルよりも不協和音が多く、拍子記号もないし、まー、現代的です。長らく雌伏のときをへて、ルー・ハリソンが彼の作品の演奏を行って、注目されるようになったとか。 しかしあれですね、楽しいですね、現代音楽の演奏は(笑)。予期せぬ音の組み合わせ、予期せぬリズム、なぞっているだけでうきうきしてくるです。 今まで千曲単位で現代音楽を聴いて来たけど、他人の曲を譜面で演奏するのは初めて。難しいといえば、たしかに難しい。音をとるのが難しい。不協和音の連続だから、しょうじき、音が当たってるのかはずれているのかすぐにわからない。 でも、僕にとって難しいってのはたとえばショパンであったりするわけです。あのピロピロピローンとしたね、装飾。20何連譜とかね、きれいに弾けない。無理無理無理。指が滑らかに動かない。 それに比べたら、複雑なカデンツァの連続なんて、屁でもないっすよ。だって覚えればいいんだから。指は動く。あとは記憶力の問題。これは果てしなく繰り返すしかない。でも、繰り返せば、弾けるようになる、少しずつ。 たぶん、リストなんかだとこうはいかないだろうな。弾きたくもないけど。リストって、面白いですか? クセナキスをはじめ、現代音楽の超難曲を演奏するので有名な高橋悠治が、「どうやって覚えるのですか?」ってきかれて、「とにかく、ゆっくりとゆっくりと、ひとつずつ音を覚える。繰り返し弾いて、覚える。これしかないですよ」と答えてました。もちろん、ただ演奏するのと、きちんと構造や内容を理解して弾くのとはぜんぜんできあがってくるものは違うのだろうけど、まあ勇気づけられる言葉ではある。 ちなみに高橋悠治の楽譜は彼のウェブサイトで自由にダウンロードできます。さっそくピアノ譜を獲得。うふふ。 「コンコード・ソナタ」の第3楽章の別の演奏です。前紹介した演奏よりこっちの方が好き。 もうひとつ。すんげえ巨乳・・・ってうか大柄な方ですね。 ▲
by 42_195km
| 2010-08-28 02:53
いやあ、シマノフスキ、いいですねえ。いま、ヴァイオリン協奏曲の1番を聴いてるんですけど、なんかこうプーランクと似たですね、こう崩れかけた構築観っていうか・・・あ、それって廃墟っぽい感じってことでしょうか。20世紀前半から中盤までの西欧音楽、なんかやけに肌が合うなあ。
えー、てなことで現代音楽を相変わらずばりばり聴いてますが、いちいち書くのが面倒なので割愛してます。いろいろと面白いのあるんですけどね…。 しかし音楽はやっぱりせいぜい1970年代までかなあって気がしなくもない。80年代に入ると一気に音楽がつまらなくなりますね。今世紀に入ると、とくに「達成」みたいのはないです。 そういやあCDの売上って往時の半分らしいですね。没落しつつある音楽産業。まあ、仕方ないですね。音楽そのものじゃなくて、音楽プラスアルファの部分で売らないとって時代でしょうね。要するに、「ミュージシャン」ではなく、「タレント」として生き残るしかないというかね。ブログとか充実させて、ファンと交流して囲い込んでいくという手法ですね。たいへんだ。 なんで音楽がつまんなくなったのか? そのひとつに、「自由」って概念がありますね。「音楽は自由だー」みたいなスタンスというか。イデオロギーとは関係ないって思い込みというか。そういうタイプの作曲家の音楽はだいたいつまらないです。緊張感がなくて、ただただ、「自分垂れ流し」みたいなのってね。 音楽ってすっごく不自由なものだと思う。どうやって音楽の不自由さを見つけて、それに対処していくかってことを考えなきゃならないはずなのに、だいたいの音楽家はそれをやらないですね。新しい機材を買って、嬉しそうに鳴らしている。アホかと。 たとえばですね、「鳴っている」のはなにか?ってこと、とかね。そういうことです。 本の話。 「日本の千年湯」 松田忠徳 開いてから千年以上たっている温泉限定でうろうろする。とんぼの本ですから写真がいっぱい。土地の人々の暮らしぶりも丁寧に書いてあって面白いです。松田忠徳って人は自称温泉教授だそうです。大学の先生だとか。藤森照信や奥本大三郎に連なるアホ教授か?(ほめことば)。とっとと仕事やめて全国温泉まわりとかはじめたいなあ。ぶつぶつ。 「昆虫を採る愉しみ」 奥本大三郎 とにかくその名前が目に入ったら絶対に読む作家のひとりが奥本大三郎。『壊れた壷』、『楽しき熱帯』、『読書百遍』、このあたりはぜひ読んでみてください。さて、この本はいかに虫を採るか?だけについて書かれた本。カブトムシだの蝶だのセミだのいろいろ。なんといっても日本昆虫協会の会長のいうことだから間違いなし・・・とは思うのですが・・・。ごめんなさい、虫は苦手です。 「不惑の手習い」 島田雅彦 小説はいまひとつ(いまふたつ)ですが、エッセイ系になるとなんか面白い島田雅彦です。この本は島田がいろんな習い事に挑戦して、成果を披露するっていうかですね。挑戦っていってもほとんど半日とか一日しかやらないわけで、かじるにもいかず、ペロリとなめるだけなんですけど、そこがまた逆に楽しい。究極の付け焼刃というか。「いかにもできてる感じ」の写真がすごくおかしい。かっこだけは一人前っていうね。 習ったものは、 二胡 書道 カクテル 礼法 手揉み茶 左官 フィギュア フリークライミング トランポリン ジャイロトニック 刀鍛冶 天ぷら いけばな 蓄音機 乗馬 スポーツ吹矢 舞踊 ショコラ フグ 写真 です。刀鍛冶とかかなり笑えます。 ▲
by 42_195km
| 2010-08-22 12:44
エピソード2。これも2回目。冒頭の追跡場面と後半のコロシアムの場面はなんとなく覚えていたけど、それ以降はほとんどまったく覚えていなかった! まるではじめて見る映画のようだ! 関心はなんといってもナタリー・ポートマンの胸がほんものかどうか、この一点に尽きるですね。いやはや。
にしても、エピソード1、2ともファンに親しまれないのは、暗いからでしょうね。なんといっても。 いかにアナキンがダース・ヴェイダーまで堕ちていくかを描くってのがテーマだから、しょうがないんだけどさ。★★ ▲
by 42_195km
| 2010-08-21 09:19
エピソード1です。2回目。えーっと、これはいちおー、映画館に見に行ったんだよな。
公開当時、かなり評判が悪かった覚えがあります。CGがやすっぽいとか、ジャージャーがうるさいとかね。ラストがご都合主義だとか。 ご都合主義ってのはそれでいい。スター・ウォーズってそんなものです。でもCGはやっぱりいかんですね。どこまでいってもCGだ。全体にぬるっとしたデザインの宇宙船が多くなったのはCGじゃあ表現しきれないからでしょうね、たとえばスター・デストロイヤーとか、ミレニアム・ファルコンって、ぜんぶ手作りじゃないですか。日本のプラモデルの部品とかばらして何千、何万って数の部品をくみ上げて、ウェザリング(汚し)して、完成させたわけでしょう? それをCGで再現しようたって無理ですね。 まあいいや、昔の話です。 再見のエピソード1、なかなかおもしろかったですよ、うん。マンガとして。えーっと、話はほとんどまったく覚えていないのですが・・・。あー、うー。★★ ▲
by 42_195km
| 2010-08-21 08:54
しっかし、海や山でたくさん人が亡くなってますねえ。
とくに水難事故の生存率ってものすごく低いらしい。いったん溺れたら危険ってことだそうです。 僕は泳げないからそもそもあんまり関係ない。北国生まれだから泳ぐという習慣というか、行為が遊びの中に入っていない。小学校の体育の授業で年に2回、市民プールに行くだけ。スイミングスクールにでも通わないと泳げるようにはならないし、当時(昭和40年代)は札幌にはそんなきのきいたものなかったはずだ。 海水浴の時期も短い。せいぜい7月の終りと8月のはじめの2つの週末くらい。お盆になるともうだめだ。 知人に泳ぐのが大得意な人がいる。小さいころから川のそばで育ち、カッパだのと呼ばれてたって感じ。その人はほんとにためらいなく、水を前にすると素っ裸になってするするっと入っていく。「ちょっと冷たいな」とかって言いながらも、準備運動ひとつしないで水の中に消える。奇術を見ているみたいだ。 昔ちょっとだけ、カヌーをいじったことがある。岐阜県の長良川に初心者向けの場所があるのだ。友人にカヌーをはじめたやつがいて、なんとか仲間がほしかったみたいで、何度か誘われた。根がお調子ものだから組み立て式カヌーを一式買ってみたりもした。ファルトボートってやつ。組み立てるのに1時間以上かかってやる前からへとへとになった。 水の上に浮かんでいるとたしかに気もちよい。空を飛んでいるような浮遊感がある。 あるとき深い淵のうえでのんびりしていた。ふと水の中をのぞくと、冷蔵庫やら自転車やらタンスやらいろんな家具が底に沈んでいた。不届きものが崖の上から捨てていったらしい。 ちょっとした一人暮らしができるくらいの家財道具が、光のあまり届かない、そして決して手にふれることはできない(すくなくとも泳ぎのできない僕には)、異界の底でたゆたっている。うっすらと緑がかっているのは苔のせいだろうか。このまま何十年も、いや、もしかすると何百年も、主を失ったその道具たちは、沈黙したまま川の底に滞り続ける。野辺にさらされたゴミたちよりも、哀れで、不気味だった。 なぜわざわざ川の中に放り込まれなければならなかったのか? 人気のない林道の奥にでも置いてくればいいではないか。 崖の上から冷蔵庫を落とす。 それなりの決意がいる行為だ。ガードレールもこえなくてはならない。人目にふれないうように、夜の時間に行われたに違いない。真っ暗な崖をのぞきこみ、冷蔵庫を落とす。 大きな音がするだろう。たぶん、思った以上の大きな音。悪の行為はつねにそういうものだ。 (思っていたよりも、ひどい。吐き気がする) 冷蔵庫はすぐに沈んだのだろうか。それとも冷蔵室に空気が入っているから、しばらくは浮かんでいたのだろうか。少しずつ空気が抜け、真っ暗な川面にあぶくたち、かつていろとりどりの、いろんな大きさやいろんな形の、いろんな味をもつ幸福なものたちをはらんでいたその場所は、今や汚濁した水に満ち、暗闇が入り込み、永遠に開けられることのないまま、無駄に白い肌を水底へと横たえる。 もしくはあの冷蔵庫の扉はどこかへの入り口ではないのか? ピンチョンの「低地」みたいに。 もし僕が泳ぐことができたなら、それもとてもよい潜り手でもあったなら、水に飛び込み、冷蔵庫の扉をひっぱってみる。水圧でけっこう重いだろう。道具が必要かもしれない。見回すと自転車のかげにバールが沈んでいる。 よろしい、バールがあるなら、バールを使おう。 ★ 僕をカヌーにさそった友人はめきめきうまくなり、地元ではちょっとした人らしい。同じく、誘われた後輩はシーカヤックにはまり、アラスカまで遊びに行ったりしている。 ▲
by 42_195km
| 2010-08-15 11:01
一週間がたつのは速いものですね、しかし。さて、読書方面はあいかわらず軽いものばっかりです。
「蕎麦処 山下庵 山下洋輔と三十人の蕎麦者たち」 山下洋輔 ジャズ・ピアニストの山下洋輔が、蕎麦について語った…ってよりも知人友人たちに蕎麦について書いてもらった本、です。各回のあとに簡単な人物紹介をしているのと、林家正蔵と対談しているいがいは山下本人はほとんど顔を出さない。こういう編集の本ってはじめてだ。 面白いのは寄稿している誰もが蕎麦を好きじゃないってところです。むしろ、「僕はうどんのほうが…」てな人もいる。正直だ。っていうかただの蕎麦の薀蓄本にしたくなかったんだろうね、山下洋輔は。でもじゃあ、この本はなんなんだ? 交友自慢か? このあたりが編集のいまいち弱いところでしょうか。筒井康隆の文章がすっかりパワーダウンしているのがさびしい。 「失われてゆく鮨をもとめて」 一志治夫 一志治夫は初読。サッカーだのオーケストラだの食だのいろいろかいてはりますなあ。これは鮨。うむ。ノンフィクション・ライターのせいか、なんか暗い。うまい鮨のことを書いているところでもなんか暗い。サヨクっぽい。あー、この本は佐藤衛司なる鮨屋職人と全国をうろうろして鮨の将来を嘆くというか、まあ、いいやって感じなのは江戸前の鮨にはあんまり興味ないからですね、僕が。煮蛤のことね、語られてもさ。そういえば上で紹介した山下洋輔って、鮨をはじめ生さかなが食べられないそうです。なんと! かわいそうです。 「ワールドミステリーツアー13」 副題に「好事家たちが誘う知的でミステリアスな13の旅」あります。あはは、いいですね。大きくいって、「ムー」系です。ですからアボリジニについて書いている水木しげる先生も、「オーストラリアお化け紀行に驚く」となりますし、ウルトラバロックの小野一郎の文章も「メキシコの奇怪な宗教空間に詣でる」となります。ほかにもケルトやドゴン族、マヤ遺跡などをさまざまな作家が取り上げて好きほうだい書いてます。はっきりいって、スピリチュアル度ゼロです。もちろん、エコでもない(笑) なんてたって、「ミステリー」ですからねえ。 同じものを見ているのにぜんぜん違うものを感じてたりする。当たり前のことですけど、出てくる言葉は「いいですねえ」となる。相手はスピリチュアルを感じ、俺はミステリーを感じてたりする。こういうところから誤解な人間関係ができたりするんだ。いやはや。 ▲
by 42_195km
| 2010-08-14 10:26
「世界でもっとも美しい10の科学実験」 ロバート・P・クリース
エラトステネスによる地球の外周の長さの測定、ガリレオによるピサの斜塔からの球体落下実験、ニュートンによるプリズムを使った太陽光の分解など、歴史的に重要な科学実験のなかから、10を選び、紙上で再現した科学エッセイ。最後はラザフォードも出てきます。物理も数学もまったくの苦手で、数式を見ただけで頭がぐらぐらしてくるんだけど、こういう本はたまに読みたくなります。なんにせよ、プロの世界って面白い。それが宮大工の話であったり、マタギの話であったり、自分との距離が遠ければ遠いほど面白い。青木薫の愛に満ちた訳文が見事。 「赤瀬川原平の日本美術観察隊 其の1」 赤瀬川原平 1人なのに「隊」とはこれいかにと思いきや、やはり山下裕二がフォローしているのでした。しかしこの人はコピーライティングが上手ですねえ。ほんとに。美術というのは近代になってから日本に輸入された概念であって、そういう意味では縄文土器も洛中洛外図屏風も美術ではない。美術ではないものを美術であるように語ってしまう行為そのものが、美術であるということなんだろうね。なんたって赤瀬川はもともと現代美術の作家だから。 ▲
by 42_195km
| 2010-08-08 16:17
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