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久しぶりに「スターウォーズ」を見た。エピソードいくつかって? 「スターウォーズ」といえば、そりゃあエピソード4に決まっているじゃないですか! ぷんぷん。
いったい何回目になるかよくわからないが、3歳になるうちの息子にとっては初めてである。せんだって、エピソード1を映画館で見せてからすっかりはまっている。You tubeでスタオズ関係のビデオを見せろとせがまれる毎日である。素晴らしい。父さんは紙の筒でライトセーバーまで作ってあげてしまったであるよ。えいえい。 何回目といっても10年ぶりくらいに見たのである。エピソードの1から6までの物語をすべて知って見るスタオズはまた感慨深い。ルークの父親とオビワンとの関係について、おじさんが口ごもるところとか、ダースヴェイダーと戦っていたオビワンがルークの前でわざと殺される場面とか、公開当時はなんのこっちゃい?的なところがですね、「そうだよ、そうなんだよ」ってうなうなと頷きながら見られるのである。ルーカス、たいしたもんだよ。 あらためて見ると、スタオズの魅力はなんといってもレイア姫の斬新さにあることに気づく。お姫様なのに男顔負けでがんがん戦ってしまう。むしろ、ハンソロなんかよりも男っぽかったりするんだよね。フェミニズム映画の先駆として、リドリー・スコットの「エイリアン」が語られることが多いけど、スタオズのレイア姫もけっこうワイルドです。 しかしよく考えると、アメリカ映画ってこういうマッチョ的女性ってよく出てきますよね。70年代以降。たとえば「ゲッタウェイ」のフェイダナウェイもそうだし、「明日に向かって撃て」の彼女(失念)も決して女女していない。もちろんいわゆるリブの関係もあるだろう。でも、マッチョの裏返しというか、男まさりの女性にエロティシズムを感じるっていうの、アメリカ人にはあるような気がする。ルーカスもそのへんときちんとわかっていて、エピソード6ではきちんとレイア姫の肌を露出させて、SMっぽい扱い。えらいもんである。 ![]() ▲
by 42_195km
| 2012-05-30 02:12
「薀蓄好きのための格闘噺」(夢枕獏)
名誉棄損で訴えられたとうかどうのこうのとかってこの本だったか? 最近の日本のプロレスだの格闘技だのの世界って誰と誰がひっついたとか離れたとかそーゆー話ばかりで鬱陶しいというか、まあもうほとんどなくなってしまったんでいいっていえばいいけど。K-1、盛り上がってたのにね。合掌。所詮は見世物だったか。そういやあ、ボクシングのパッキャオはまだ勝ち続けているのか? あんなに強くなるとは誰が想像していただろうか? ★ 「神様 2011」(川上弘美) デビュー作、「神様」を3.11後の設定で書き直し。「神様」も併録。例のクマが防護服とか着て現れるという陳腐な話です。離婚後の川上弘美はけっこう無残なような気がするのは俺だけか? ★ 「生きてるものはいないのか」(前田司郎) ようやく読んだ。とにかくわけもわからずばたばた死にます。「、」の使い方が面白い。これは「読む」べき戯曲。★★★★ ▲
by 42_195km
| 2012-05-23 00:04
「頭の旅」(外山滋比古)
なぜ、こんな本を借りたのだろうか? ★ 「やきものの見分け方」 どうせ買えないし買ったとしても「なになに焼き」って名前のついていないものばかりなんだけど。★ 「モダンタイムス」(伊坂好太郎) ぜんぜん「謎解き」になっていない!っていうか。ひどい。★ 「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」(ジュノ・ディアス) 20年前に読んでいたらとっても興奮したと思う。たぶん。★ ▲
by 42_195km
| 2012-05-19 23:43
愛知県美術館の「魔術/美術―幻視の技術と内なる異界」はかなりよかったです。三重県美や岐阜県美との共同企画らしい。目玉となる作品はないけれど、企画さえよければどうにでもなるというか、キュレーション、楽しかっただろうなあとちょっとうらやましくなったのであった。
さわひらきに脱帽。これを見に行くだけでも、価値あり、です。ちょっとあれね、「アラバマ物語」のオープニングを思い出すなあ。 これがよきこと。 次に悪きこと。 日経読んでたら、吉本隆明で盛り上がっているそうな。若手の評論家を中心に再読つうか、再評価つうか、やってるらしいです。 アホかと、馬鹿かと。 そんなに評価してるんなら、生きてるうちに評価したげろよ、下司ども! 武満徹のときもそうだったけど、生きているときはほとんど見向きもしないのに、死んだとたんに「武満はよかった」などとほざきやがって。存命のうちにきちんと評価して、ほめて、もっとよい作品を作ってくれと励ませよ! こういうのって、すっごくよくないと思う。故人が墓の中で喜んでいる? そんなことはありえない。「そんなに褒めるなら、生きているあいだにしてくれよ」って嘆いているに違いない。 ▲
by 42_195km
| 2012-05-16 00:17
「眠りなき狙撃者」(ジャン=パトリック・マンシェット)
フランスのハードボイルドってけっこう面白いですよね。「チェロキー」だっけ? 訳は中条省平。★★★ 「死刑」(森達也) オウム事件を題材にした映画で注目された森達也ですね。残念ながら映画はまだ見ていない。現代の日本においてどれだけ死刑に近づけるかに挑んだ意欲作。読んで、考えてみてください。罪を憎んで、人を憎まずというのは、詭弁なのか? ★★★★ 「末裔」(糸山秋子) 最近の小説は面白くないよなあとかってふんぞり返っている人に、では最近何を読んだかと聞くと、面白くないから読んでないとかって答えが返ってきて唖然とすることがあります。まあ、うん。まずいとわかっているものはわざわざ食べないっていうのはひとつの見識ではある。中年の勤め人が家に帰ると玄関の扉に鍵穴がない。さて? と書くと、カフカのようであるが、そうでもない。勤め人の前に未来を予言するという不思議な青年が現れる。と書くと、村上春樹のようだが、そうでもない。日本文学は新たな幻想を獲得しつつあるのかも、しれない。新たな幻想ってなんだ!ってつっこまれると困るのですが。★★★★ 「明るい旅情」(池澤夏樹) この本が出版されたのは1997年。世界に飛び出して、いろんな体験をしよう!みたいなテーマで1冊エッセイを書くことが可能だった最後の時代だったのかな。いまや海外旅行をする自分を疑う時代である。★ 「いつもの毎日」(松浦弥太郎) 暮らしの手帖の現編集長。シャツがどうのこうの、財布がどうのこうと語る。薀蓄ならまだしも、すべてが生きる心構えみたいなものにつながっていて、読んでいていらだたしくなってくる。著者は酒を飲めないらしい。酒を飲まないやつの説教ほど鬱陶しいものはない。世界をコントロールできるかもしれないという傲慢さがにじみ出ている。世の中を清潔にしよう、シンプルにしようという思想は行き過ぎるとファシズムを生み出す。中島らもが存命だったらやっつけてもらうんだがなあ。★ 「働く君に贈る25の言葉」(佐々木常夫) 素晴らしいからぜひ読んでくれと押しつけられたので仕方なく読む。長男が自閉症、その後、年子で2人生まれ、妻が肝臓病にかかり、その後、うつ病を発症し何度も自殺未遂。でもがんばって、仕事をこなして偉くなったそうです、こ の人は。「この間、会社はまるで私の力を試すかのように、さまざまな部署への転勤が繰り返され、東京と大阪を6度も異動せざるを得ませんでした」とある。そんなもん、俺から言わせたら糞会社である。つまり、この人の家庭環境とかまったく考慮しないで人事異動していたわけでしょう? そんな糞会社に「鍛えられた」とかってのたまわっている著者は阿呆にしか見えない。ちなみに会社は東レ。こういう糞本がベストセラーになるとは、日本にいかに糞が多いかをよく現している。まさに糞満載の阿呆船である。とっとと沈没するがよろし。この人の場合は結果としてうまくいったみたいですが、同じように酷使されて磨り潰されたいった人がどれだけいたのかと想像するだけで慄然とする。この本を読んで、「佐々木常夫でもできたんだから俺も頑張る」というのは勝手だが、「佐々木常夫でもできだんたからお前も頑張れ」となったら目も当てられない。★ ▲
by 42_195km
| 2012-05-10 00:10
La trilogie de la Montagne / Mchel Longtin(SNE)
カナダ。3曲でひとつの作品。レコードのA面2曲目が実は終曲で、B面の1曲が第2曲であるという。つまり、A面の1曲目が終わったら、B面を通して聞き、その後、おもむろにA面の2曲目を聞かなくてはなりませぬ。★★★ Voices / Rodger Eno & Brain Eno(ポリドール) お兄さんほどは才能ないみたいです。★★ Liquid and stellar music / Paul Dresher(Lovely) この人まだやってんだよなあ。★★ Sounds of sacred places / Moniek Darge(Igloo) サウンドスケープをモンタージュしちゃいました。モノクロームで美しいです。雨の匂いがする。★★★ Sonic Waters / Michel Redlfi(Hat art) おまけに阿呆なポストカードがついてたんだけどなあ、どっかにやってしまった。サウンドスケープ系の作曲家としてはダントツに面白い。LP2枚目のMusique SubaquatiqueはまだCD化されてないのかな。海でおぼれるときはこういう音が聞こえるのだろうか? ★★★★ ご健在のようです。きれいだよね。こういう音楽というかパフォーマンスがもっと知られるようになると日本ももう少しまともに…関係ないか。 ▲
by 42_195km
| 2012-05-10 00:05
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by 42_195km
| 2012-05-04 23:06
New music from London / Peter Maxwell Davies etc(Main Stream)
その他、Harrison Birtwistle、David Bedford、Richard Ortonなど。Maxwell Daviesによる中世音楽をモチーフにした"ANTECHRIST"が出色。他の曲もいずれもよい。ジャケットも素晴らしい。このシリーズのLive Electronic music improvisedなるアルバムも欲しい。Alvin Curran、Frederic Rzewski、Richard Titelbaum、Cornelius Cardewなど、素晴らしい作家ぞろいである。でもって絶対にデジタル音源化されないんだよね。ああ。なんとかして手に入れてやる。★★★★ La mise u plus / Michele Burette(GRRR) アコーディオン。まあ、退屈はしない。★★ Scherazade and other stories / Renaissance(RCA) やっぱRenaissanceはAshes are burning だよなあ。★★ しかし、ひどい衣装だなあ。トラッドじゃなかったんかよ! ▲
by 42_195km
| 2012-05-04 23:04
岐阜県美術館でルドンを見てきた。
どういう経緯か知らないけれども、岐阜の県美はルドンのコレクションを持っている。10年ほど前だったか、大規模なルドン展が開催された。質も量も圧倒的だった。ヒデヨシだかイエヤスだかの生まれ故郷にどうしてこんなにルドンがあるのか? 不思議といえば不思議であるが、自動車で一時間ほども走ればルドンの美しい作品たちに会えるというのはちょっとした(いや、かなりの)喜びである。 岐阜のことを馬鹿にしたように書いたが、そんなに悪い町ではない。少なくとも15年ほど前はよかった。当時の僕のガールフレンドは岐阜に住んでいて、休みになるとよく遊びに行った。川が流れていて、市電が走っていた。 繊維の町だったせいか、おしゃれな服屋が多かった。僕はとんとファッションには興味がないが、新しいブティックと古い金物屋が隣あっていたりして、なかなかよい雰囲気だった。彼女が帽子を買うのにつきあったりもした。帽子の入った大きな箱を抱えて、市電に乗って鮨屋に行った。電車の窓から川が見えた。きらきらと光っていた。悪くない午後だった。彼女は巨乳で、超美人だった。ああ。 それから月日は滝のように流れ、今や妻子持ちである僕は、電車のかわりにぼろくさいスバルに乗って、岐阜までルドンを見に行くのである。 岐阜県美は改装のためしばらく休館していたようで、久しぶりのルドンということだ。美術館もなんだかうれしそうであるが、残念ながらどこをどう改装したのかさっぱりわからなかった。ひどい。たぶん僕の目が悪いのか、腕のよい職人は修理したこともわからないように茶碗をつぐというから、その手の類かもしれない。たぶん、床だと思うけど、たぶん。 ひさびさのルドン。いわゆる黒の時代というか、象徴主義的な作品を描いていたころの作品はもちろんよいけれども、僕は彼の花の絵、パステルで描かれたあの淡い、花の絵が大好きである。ぱっと見、同じ作家が描いたものとは思えない。ピカソの激変ぶりもすごいけれど、ルドンもすごい。角を曲がったら顔から足の先まで別人になっていたってな感じである。 前述の岐阜県美のルドン展で、展示室がまるごと花の絵で埋め尽くされていて、それはそれは圧巻であった。展示室の角を曲がると、延々と続いていた黒の時代が突然に終わり、きらめくような色彩の時代が始まる。あの多幸感はちょっとたとえようがない。 会場で上映されていたDVDも秀逸だった。たとえば一連の目玉をモチーフにした作品を巧みに組み合わせて、デジタル処理を施して動かす。アニメーターのルドンに対する強烈な愛が感じられて、ルドナー(今作った)としては称賛すべきである。音楽もよろしい。3歳になる息子が見入っていたので、今度きたときにはぜひ買おうと思う。いひひ。 どらえもんは見せない。ルドンを見せるのだ。うふふ。 ![]() ![]() ルドンのほかに、ムンクやモローもあった。うぬ。やるな、岐阜県美と思ったら、そうそう、山本芳翠の「浦島図」をもってるんだよなあここは。そりゃあ妙なわけだわい。 ![]() でもって7月には開館30周年記念として、「夢幻美の使徒たち 象徴派」なる展覧会をやるらしい。チラシを見ると、ルドンはもちろん、クノップフやレオン・スピリアールトもくるそうじゃないですか。 ああ、スピリアールト! ![]() やるな、岐阜県美! 愛知県美術館の100倍えらいぞ! ▲
by 42_195km
| 2012-05-01 02:04
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